イモの壺 - 庭でイモを掘ろう

じゃがいも−育て方





じゃがいも−育て方








トマトと同じ仲間でもある、昔、海外から伝わってきたというジャガイモです。今では古くから日本の野菜のような印象がありますが、アンデス地方などが有名な産地だったようです。それが西洋世界へ伝わり、その後、だいぶ経ってから日本へ渡ってきました。

たしかにポテトというと、西欧諸国が有名な料理があります。じゃあ、肉じゃがは新しい和食?ハンバーグのような洋食屋さんの食べ物だったのでしょうか??

詳しくは分かりませんが、現在では最も機械的に生産できる野菜の1つとも言えそうです。広大な広い大地にジャガイモを大量に生産して、コストを抑えて栽培しているようです。加工用に栽培しているものなど、おどろくような値段なんだと思います。

また、澱粉をとるために使われたり、ポテトチップのようなお菓子になるものもあります。

しかし、意外と買うと高いジャガイモ。まず、一番はじめにジャガイモほりをして、接することがある野菜です。




ジャガイモ栽培の流れ



  1. 土づくり、プランターと培養土の用意 (〜2月)

  2. まずは、植え付け前に土の準備をします。寒い時期なので肥料が馴染んで分解されてくるまでに時間がかかりますので、若干早めに作業を開始します。といっても、発芽自体も遅いので、植え付け時に同時に播くのも可能ではあります。

    特に石灰などは根がヤケてしまいますが、そもそも、ジャガイモ自体が球根で、根が発根してくるまでに石灰がある程度溶けて根やけしないようになっているかもしれません。


  3. 種芋を買います。 (2月〜3月下)

  4. ほんとうにどうしようもない芋じゃないかぎり、その芋を種芋として使うことも出来ますが、やはり、ちゃんとした芋の方がいい結果が出ます。しかし、ここは敢えて、 ちゃんとした種芋を買ってみることにします。別に収穫した芋と種芋の間に違いはありませんし、何かの処理をしてあるとかいうこともありません。

    そのため、なんで種芋を買うのか?ただの、公的機関への寄付金かという気もしますが、やはり、あえて買うほうがいいようです。キロ500円程度からあります。 ジャガイモ1個スーパーで買うと150gが1個100円くらいだとすると、同等の値段だということになります。

    恐ろしい話です。ジャガイモとして出荷できないサイズの芋を種芋と言い、出荷Levelのものと同じ値段で売られているわけです。同時に、出荷できない サイズも同等で売りさばければ美味しい限りです。むしろそっちを優先して作りたいくらいです。

    しかし、種芋から、10倍から50倍もの収穫ができるというジャガイモは、恐ろしいほどの生育量を持っていて、どう考えても種芋供給過多であるはずです。 本来は、タダ同然で入手可能なはずなんですが、このような値段で生産者もこれを買えるように大量売りもされています。もちろん、自前で取っている方が、 圧倒的にいいとは思います。

    つまり流通している種芋はほんとうにごく僅かな生産場においてのみ作られた芋だといえると思います。


  5. 種イモの植え付け

  6. ちゃんとした種イモを植えていきます。

    従来は1本のスジに1個づつ1列に植えていきます。

    1畦に2列植えたりはしません。それは土寄せ作業があるためです。ダイコンは青首が主流になり土寄せが要らない、マルチを使って栽培するなどという理由で ほとんど隙間なく植えていますが、ジャガイモは1列が基本です。

    緑のダイコンは価値があっても、緑のジャガイモは価値がありません。おまけに毒素が出来ているそうです。微量ですが。

    植え方は、30cm以上イモ同士を離して植えます。土の深さを地面よりも10cm程度下にイモが来るようにして土を被せて、水を少しやります。


  7. 発芽 (早くても2週間、気温による。寒い時期はもっと)

  8. 基本的に一度水やりをすると、あとは、自然の水分で、いや、水やりも要らないんじゃないかと思うくらい、時間がかかりますが、発芽してきます。いや、 要らないと思います。無理して与えることはしなくていいと思います。

    自然にころがしておいても勝手に芽が生えてくるわけですし、イモの中に水分と栄養分が十分にあるのがジャガイモです。

    気温が上がれば、勝手に伸びてきて、地面の上に芽が出てきます。


  9. 芽欠き作業 (発芽後、草丈が10cm〜20cmの間に)

  10. 枝がたくさん伸びていると、1つのイモなので、また、場所がないので、ほとんど大きいイモができません。

    下手をすると10本が伸びてくることも有ります。極小イモをたくさん欲しいならこれもありです。

    しかし、気分的に大きいイモが土の中から出てきた時の喜びは、実にいいものです。プランターなど小さくなりやすい環境ではなおさらです。

    出来る限り好条件になるように、本数を2、3本にまで減らします。これで最大限大きいイモを作ります。ただの気分です。

    小芋でよければ5本くらいまでならいいですが、あまり茂りすぎると、光が当たらず、デンプンが光合成で産生されなくなって、ホクホク感が減るかもしれません。 日照の点でも、本数は減らしたほうがいいです。


  11. 土寄せ (芽欠きのときに)

  12. 芽欠きをする時期に同時に土寄せをしてしまうといいです。

    なぜか、種イモの上に土が多いほどたくさんのイモができます。といってもあまり変化はありませんが、土寄せを全くしないと、緑の芋がいくつかできて 終わりです。数は減ります。

    かといって、バケツのように穴を彫って埋めても、たくさんできるかどうかはわかりません。 穴を地面よりも下に掘ると土寄せが楽になりますが、収穫が大変になります。ここは中間をとっていい深さにしておいて、土寄せで対応させます。ここで、株間が 近すぎると、土寄せが出来ません。

    崩れてきてしまうため、高くもれないからです。生産している畑を見ると、盛り土が10k米袋くらいの大きさになっているのが分かります。これくらい盛っていくわけです。

    それがポイントです。


  13. 追肥と土寄せ(2,3回)

  14. 土寄せは必須です。2,3回は確実にやったほうがいいです。追肥は元肥が十分あるなら要りませんが、1回以上はやったほうがいいようです。

    ただし、追肥はほんとうに控えめにしないと、あっという間に蛾の幼虫が来て、葉を食べてしまいます。花が咲く、蕾が出始めたら追肥は遅すぎですので辞めます。

    あくまでも丈夫な葉と茎をしっかりと茂らせるということが目的です。品種に寄っては花が咲いたり咲かなかったりします。


  15. 花が咲き始めたら、イモが肥大し始める

  16. 確実に、花が咲くまではイモはできてない。と思って下さい。焦るあまりに、ついつい掘り起こしてしまおうというのは間違いで、よく、黄色く枯れたら掘る、というのが 一般的ですが、何月、何日間経過したからもういいだろう、、葉が大きいしいけるだろう、、というのはミスることになるでしょう。

    ほんとうに、種イモだけしかない状態で、種イモを収穫イモだと思ってしまうくらいだと思います。

    ジャガイモは花が咲き出してから肥大するのです。それだけであれほど大きくたくさんのイモができることが逆に脅威です。 花が咲いてから、収穫まで1ヶ月あるかないか、、ということもあります。ですが、枯れるのは、暑さが原因の1つでもありますので、じつに、早くに花が咲く ステージを迎えさせ、暑くなって枯れるまでの時間を伸ばすかが、大量収穫の秘訣だといえます。


  17. ジャガイモの収穫

  18. 目安は、枯れたら、肥大しませんので、もう掘り起こすしかありません。

    ダメになるまで限界まで肥大、というのが一番です。それよりちょっと早く、小さいイモを、新じゃがと言って食べて喜んでいるので、早めに少しづつ抜いて 食べていくといいでしょう。抜くと言ってもジャガイモは抜けませんので、掘り起こす作業になります。

    もうこれは専用機械が無い限りはパッカリと2つに割ることがあるでしょう。

    だいたい、30cmくらいは掘らないといけませんので、手掘りはキツく、大きなスコップ、鍬などなど、を使い、掘っていきます。細かいことは気にせず、 思い切って掘り起こしていくといいです。専門家は収穫も機械で無駄なく手間なく掘り起こすと思いますが。

    土の中のほうが水分があって鮮度が維持できるのですが、夏場の高温多湿時期と重なるため、逆に雨で腐ってしまうことが有ります。また、保存にはある程度 乾燥させてからの方がいいかもしれません。一日もあれば十分です。とにかく、放置は危険です。


  19. ジャガイモ栽培後は?

  20. ジャガイモを掘ると恐ろしく畑が耕されます。かてさいならば、もう、耕す必要もなく、何かを植えることが出来るでしょう。夏なので、第二弾のキュウリとかナスとか、 トマト、インゲン豆などがいいかもしれません。





ジャガイモを育てている様子

種芋として買ったジャガイモです。

これくらいのサイズが多いようです。100g程度か、これを半分にカットして使うこともあるようです。

また、やはり、同じ芋であり、自分で種芋として前回の芋を使っても何ら変わりないと思うのですが、なぜか、種芋を買って、カットしないで作ったほうが収穫は多いものです。

これは球根だと思えばもっともです。

別に種芋というのも、公的機関で検査して病気がないことが確かめられているといいますが、それが原因だとは思えません。

普通に栽培していて、あまった小さい芋が種芋のはずですが、違うものです。不思議なことです。
これは収穫して保存しておいたものです。

保存期間が長くシワが寄っています。これは縮んだということになります。さすがにこれではピチピチの種芋とは違う気がしますが、普通に栽培できます。

若いほうがいい、新鮮な方がいいというのは生物界では王道です。

ちゃんとした作り方をする場合は種芋を買ったほうがいいでしょう。
だいぶ、しわがよっています。

1年に2回作れば新鮮な種芋が取れるんですが、1年1回作だとどうしても玄関などで保管しておくと夏場傷みが激しく、腐るものも有ります。こういう時はたしかにあまり良くないと感じます。

一応、芽も出てきてはいるのですが、中の栄養分を使って成長することを考えると、どうしても不利だと言えそうです。
断面です。

やはり、よくありません。

まるで、保管中にジャガイモが呼吸して糖分を使いきったかのよういにすかすかとしています。

これは食べてもおいしくありません。シャリシャリしていて、いくら火を通してもホクホクになりません。

まさしくでんぷん質(糖分)が消費されてなくなってしまったかのようです。
シワシワです。
これを植えようか迷うところです。迷うことはなかったのですが、少し、迷ってきました。

しかし、植えてみます。
見るからにメークインであるメークインという系統のジャガイモです。細分化されていて、本当は何かの名称がついているんでしょうが、わかりません。

形からメークイン、男爵系にわかれます。
芽が生えています。室内保管だったので、白いままです。
これは土中で保存しておいたものです。

というか、実際には掘り忘れて放置されたジャガイモを翌年見つけたというところです。

発芽していて、皮もしわしわしていません。

これは水分が関係しているように感じました。また、屋外で越冬ということで、低温だったので、呼吸による消費が抑えられたのではないかと思われます。
室内でダンボールに入れてそのまま、1年弱放置したものです。シワシワで、発芽してしばらくしたものがたくさんあります。

これでも、小さいので、種芋として売られているものほど大きくありません。あまり適さないものです。
これはアンデスレッドという商品名の芋が発芽したものです。新芽が赤い色素で覆われています。
これはメークイン系の小さい芋です。
これは男爵系の小さい芋が発芽したものです。種芋ではありません。
芽が緑になり始めました。
種イモを買いました。一番安いのが男爵系です。

その名もダンシャクという商品名です。

1kgで安いものです。中には1kgあたり、800円以上で売られているものも有ります。家庭菜園用ですが。

それに引き換え、多収、美味しい、ダンシャクが一番です。






植え付け方法は、30cm間隔に1つづつ、芋を植えていきます。

土を両サイドによけて、その少しへこんだ中央に並べて植えていき、最後に土をかぶせます。10cm程度土がかぶさるように植えます。
結構深く掘らないと、10cmなどというのはあっという間に埋もれてしまいます。

崩れないようによけた土をなんどもかきだしました。

これでも穴をほって植えるよりは全然マシですが、ほんとうに重労働だなと思います。
一見すると、狭いですが、30cm間隔です。

もっと、空けてもいいと思います。土地さえあればいくらでも広いほうが作業が楽です。
土をかけていきます。
かけ終わりました。両サイドの土は土寄せ用に残しておいたのですが、すぐに平らになりました。

このように土寄せを楽にしようなどというのは難しいのかもしれません。

と、このように本当に味気のない作業がジャガイモの植え付けです。おそらく、野菜の中で最も簡単な植え付け方法じゃないでしょうか?

土を掘る労力はさておき、本当に、メインとなるイモを植えていく作業の単調さ、すぐ終わることからも自動化の対象となることはまぎれもないところです。

これは本当に簡単で穴掘って埋めたというのが表現としては正しいものです。これでできるわけですから、ジャガイモを主食として生きていければだいぶ楽が出きたと思います。

ポテトの国イギリスでも、パンを食べますし、ジャガイモというのはコメの代わりにはならず、おかずになる傾向があるようです。さらには欧米では、野菜だといいはる話もあるくらいです。

ポテトフライは野菜だ。そう言われたら、何もいえません。なぜ、野菜を食べて成人病に突き進むのかわけがわかりません。

ちなみにポテトを揚げているサラダオイルも、菜種油が主であり、菜種とは菜の花であり、その種であり、紛れも無く野菜です。

つまり、人は肉食ではなく、野菜だけを食べていても、脂肪に変換して太れるという生物であるということがわかるわけです。
こちらは穴を掘って植えるつもりだったのですが、断念して、普通に寄せ土用の土をサイドに残して植えている様子です。

この縦長だと1本直線に植えたいところです。

しかし、なぜか、こうなってしまいました。これが家庭菜園の辛いところです。場所がないとこうなってしまいます。

本当は、楽にするためにも、広く場所を空ける方がいいわけです。


買った種芋と勝手に発芽した保管芋を両方共植え付けました。

2週間くらいで、 植えつけたところから芽が地面の上まで伸びてきました。
1箇所から2本伸びているものも有ります。
種類が違うのが葉をみると分かります。
こちらは3本の芽が伸びてきました。
こちらは5本も伸びてきました。いずれ、3本程度に減らさないといけないでしょう。
これは上のものと違う種類です。葉の色が、赤みがかっている上のものに対し、緑一色です。
なんだか、ごちゃごちゃでわけがわかりません。これはよくありません。
これは病気になっているジャガイモです。

葉が縮れていて、周りのジャガイモの葉と大きさを比べると、明らかにおかしいです。こういうのは上手く育ちませんので、早めの抜いておきます。
ある程度伸びてきたら、1株から、3本程度の芽が出るようにして他は抜き取り、土を寄せてかぶせていきます。これが重要な作業です。

土寄せをしていくうちにこのように盛り上がっていきます。逆に回りは凹んでいきますので、山のような畝に伸びているように見えますが、実際は、地面よりも低い位置に植えてあります。
大きくなってきました。成長力は気温によって上がります。急激に大きくなります。
これくらいになるとわかりますが、もっと間隔をひろくあけておけば良かったという例です。

もっと、大きくなりますので、あきらかに混み合いすぎです。広々と植えたほうが、たくさん収穫できます。
だいたい、均等に成長しています。1株以外は。
こちらは2株です。近すぎです。
こちらはいい感じで離れています。
綺麗に栽培されています。
だいぶ、茎が大きくなりました。
背丈が50cmを超えました。

密植栽培だったので、もう密林です。

これはダメな例です。

芽欠きが足りない、株間が狭い。
これは茎が赤黒いです。アンデスレッドです。
蕾ができていました。

蕾も紫色をしています。
これはメークインだと思います。
これは、男爵系だと思います。

茎は緑で花は一部赤いようです。
全体的にピンクがかっていて綺麗です。
だいぶ、花が咲いてきました。

昔は花を摘み取れ、という話がありました。栄養が花や実に行く前に、蕾のうちにとるそうです。

それだけジャガイモを大きくするか?ということですが、そんなデカイにこだわる必要もなく、それが価値ではありませんし、程よい規格サイズがもっとも高価ですので、こんな手間やらないほうがマシです。
綺麗な花です。
アンデスレッドです。
茎が赤黒いのですぐ分かります。
このように、葉が緑でも茎が赤茶色なので、わかりやすいです。
 
これがジャガイモの実です。トマトのようですが、食べられません。毒素があるでしょう。
枯れてきました。これでも早い、限界まで成長させる。
もう、イモが飛び出しています。寄せ土をしていません。
 
早めですが掘ります。
茎は100パー引きちぎれるので先に除去しておきます。
スコップで掘ると、なんだ、この形は、??
アンデスレッドです。
綺麗です。
芽かきをしていなかったので小さい芋がごろごろでてきました。
上に持ち上げるだけで、全部ボロボロと落ちてしまい、ばらけてしまいました。数だけは多いので、大変な感じです。
このように一箇所から何本も何十本も芽が生えています。

これが大量小粒ジャガイモの原因です。
まだ、緑色をしているジャガイモです。
掘り起こすと、するりと抜けましたが、イモが全然できていません。
虫食いがありますが、花は一応咲いています。メークイン系です。
掘り起こしてみます。
ジャガイモは、種イモの上にできるから、寄せ土を多くしないといけない???

それとも下にできるから、大きな畦を作って、地下に伸びるようにしないといけない???

その疑問はこの写真でわかりやすいです。地面すれすれに植え付け寄せ土はイモがギリギリ隠れ程度の5cm程度しかしていません。

メークインですが、中心の変色したのが種イモで、種イモの10倍程度しか出来ていません。

いわば、一段であると言えます。ほんとうは3段くらい収穫したかったわけですが、 出来ていません。地面に飛び出してきたイモは1段目の芋だったわけです。

寄せ土が少ないと、このように1段目のイモがすぐに 地表に出てきてしまい、2段目以降というのは成長できません。

これをみたらわかりますが、土野のZ中がほとんどイモです。土がありません。

ですから、できるかぎりスペースを確保するためにも大量の盛り土というのは必要です。寄せ土は大いにやるべきです。

葉が縮れています。
男爵系です。

まだまだ、勿体無い、ですが、新じゃがという名の若いもを食べてしまおうという考えです。
少ないですが、ほとんど土寄せしなかったわりには、いい感じです。小さいのが欲しかったので、ちょうどいいです。
アンデスレッドです。
こちらも中粒がごろごろと。
男爵は完璧です。
実にいい、近代的な小型サイズです。
 
こうやって並べると、スーパーで販売されているイモのようです。
こちらはメークイン系です。

大量すぎました。
左が緑色に変わったイモです。

光に当たると、日焼けの原理で、緑色になっていきます。茎のようです。これが有毒らしいので、食べないほうがいいです。
イモについているツルです。

これが地下茎だったものです。一部が肥大しているわけです。
赤いです。アンデスレッド。

これは得した気持ちになれるいいイモです。
メークインは収穫が何もしなくても結構でき、大きいのもできるのでいいです。味は好みですが。
男爵は王道です。
 
これはいつだったかの全収穫量でした。

こういう失敗を経験したからこそ、ちゃんと収穫できることに喜びを感じるのでしょう。

家がジャガイモ農家だったら、いいイモを見てもうんざりとしか思いません。
カットしてみました。
なんと、トラブルが、、
中が腐っています。

雨ざらしで放置していました。
見事な緑イモです。
 
こちらは、虫食い。

幼虫系でしょうか?
 
こちらもしっかりと食われています。
 





寒くなる一方の気候ならジャガイモは断然お得な野菜


夏野菜でありながら、というか、夏野菜の時期に植え付け、収穫する事が多いため、夏野菜と言われがちですが、冷涼な気候を好む寒い地方に適した野菜です。

日本全国どこでも寒いほうが長いですし、ひんやりすることが多いものです。そういうところで本領を発揮するのがジャガイモです。

夏野菜が上手く育たないくらい寒くなったらジャガイモを植えましょう。きっとうまくいきでしょう。

北海道が有名なようにジャガイモは寒いぶんには問題無いです。一応、夏場の日照量が確保されれば、涼しくていいものです。ただ、多雨になってしまう場合は注意が必要です。残念ながら豪雨が続くような気候にはあまり適しません。

北海道は梅雨がないと言われていましたので、あまり多雨ではありません。それもいつどうなるかわかりませんが、おいしいジャガイモを作るための条件でもあると思います。

ところで、日本中でジャガイモを作ったらどうなるでしょう??あっという間にジャガイモは値下がり、もう、産地では作らなくなるでしょう。それくらいすごくよくできます。

そして、あまり食べません。ほんとうに驚くことに、ジャガイモを食べた量は、ポテトチップ、ポテトフライがメインで、あとはデンプンとして使用しているくらいでほとんど食べていないということに気が付きます。

ポテトサラダが嫌いな人はもっと少ないでしょう。最近では、ファーストフードのポテトも高くなったものです。

それを食べる人は食べる、若者は多いでしょう。しかし、ポテトはアメリカは凄く良く食べます。

そういうものは食文化であるのですが、カロリー過多というイメージが有り、あまり食べません。だからこそ、高級ジャガイモが必要なわけです。一口で満足するのが日本の普通の人のようで、じゃがバターは1つで十分です。

今後はただ、ジャガイモを作っていてもダメそうです。一個あたりいくら高くできるかということが大事なのかもしれません。

食糧難をささえた、簡単にたくさん作れる芋の代名詞であるサツマイモでさえ、今では高級ブランド化が進み、焼き芋もびっくりするくらい高くて、高級品に姿を変えました。

もし、ジャガイモがそうなったら、ファーストフードからは消えることとなるでしょう。