イモの壺 - 庭でイモを掘ろう




さつまいもの苗作り方法−芽出し、新芽の切り分け





さつまいもの苗作り方法−芽出し、新芽の切り分け








サツマイモの苗作りが難しい理由


サツマイモの苗を買うと、まず売っている時期が限られていて、一般的に買えるのは植え付け時期である、遅めの5月であることが多いです。

実際は、好きな時に欲しいわけで地域によって様々です。地元の種苗屋産を探すのが一番いいわけで、生産者用に余ったものを売っているかもしれません。 それに、あまり急いでもいいことはありません。生産者は急いで速く作って出荷すると高く売れますが、その分、大変で工夫が必要なわけです。それをかかりっきりでやっているわけではない、家庭菜園で私達がやろうとしても、難しいというものです。 ですので、一番、楽な方法というのを考えていくことになりました。生産性とか原価とかということではなく、ただ、欲しいということで、自分で作ることにしました。もちろん、さつまいもの苗は高いんです。 なぜか、買うと高い。なんとなく、サツマイモのための畑が使えて、そこに一回だけ植えようかと思いましたが、何せ、ほんとうにすこしの地面でもそこに植えるサツマイモの苗は結構な量で、それを買うと、すでにだいぶお金がかかってしまうわけです。

さらには、肥料が要らないというのは、前年の肥料があればの話ですが、普通に痩せた土地であれば肥料がないと大きくは育ちません。 まさに根っことしかいいようがないものができてしまいます。


サツマイモの芽出し−苗作りの様子

サツマイモの種イモです。普通のベニアズマだと思います。

種イモなんて売られていません。普通の食べるためのサツマイモです。

1本くらい放置されて芽が生えてきたものがあったら好都合です。
すでに芽が生えています。

日光に全く当たっていないので、緑色になっていません。

白ではなく、紫色になるところがサツマイモらしいです。
容器に土を10cm程度入れて湿らせておきます。
そこにこのサツマイモを埋めて準備は完成です。
しっかりと土をかぶせて保湿します。
日光によく当てて温度が上がるような環境においておきます。
気温があがると一気に成長していきます。

まるで観葉植物のように巨大化しました。
数カ所から何本もサツマイモの苗が伸びています。

園芸屋で買ったら結構します。
これだけ見事に生えそろうと凄いです。

しかし、イモ全体から伸びるわけではなく、イモの一部分から芽が伸びてくるようでした。

不思議な生態です。

イモにも新芽と根の部分があるのでしょうか?いや、あるかもしれません。

サツマイモの実は地面に垂直に伸びた根の一部です。太いほうが地面の地表近くにあります。そう考えると、太いほうがから新芽が多く生えるのも納得出来ます。
硬いので気をつけて切ってください。

実を付けたままの苗を作ることが出来ました。サツマイモの苗作りで最も安定する方法です。こういう苗は売られていません。
これが一般的な茎をはさみでカットしただけのものです。

普通はこれを地面に挿し木していくのですが、いきなり高温の畑に挿し木をするというのは、普通の野菜では無謀なことです。

しかし、サツマイモは可能なほど強健なものです。それでも、植え付け時には至るところで枯れかけてしおれたサツマイモの苗が見かけられます。

枯らさないように根がつくまでは、目を離さず、必要に応じて水やりをします。
これは1歩進んだ、根が生えている状態の苗です。こうなっていると、かなり枯れる心配はなくなります。

普通の野菜苗と同じです。
しかし、実付きの苗が最強です。もう水分も栄養も保持しているので、ジャガイモのように、乾燥にも強く枯れる心配が全くありません。

水やりにいけない場合、暑い時には一番いいと思います。










いわゆる、球根のようなもののため、これ、サツマイモってスーパーで売っているけど、園芸店でも、普通にイモを売ってれば、球根だよな?って思うわけですが、実際、そうです。そのとおりです。 だから、なんで苗になるとあんなに高いのか?っていうのですが、それは、サツマイモの芽出しというのはかなりの高温が必要で、それを寒い時期に行うのはかなり大変なわけです。そして、茎を切って苗として売り出すわけで、なんというか、みんなが植える前にすでにある程度成長させるということであり、高温性のサツマイモを早期栽培するのはかなり経費と手間がかかるのだと思います。

実際、サツマイモがやすかったのは戦後の食糧難などといわれているような気がしますが、昔は米が食べれないから、イモばっかり食っていたというか、イモとともに生きてきたわけです。だから、そもそも、そんなかっこうつけている余裕が無い時代だったわけです。 それが今じゃ、白米より高いんじゃないかっていうサツマイモの値段におどろくばかりです。といっても、そんな昔のことなんて見たことはありませんし、ただの想像ですが。。。 サツマイモの苗の作り方、芽出しの方法 実際の苗作りの様子は細かく写真にありますが、おおまかに言って以下のような工程があります。
  1. 種イモを用意します。


  2. といっても、サツマイモの種イモというのを売っているところを見たことがありません。でも、すごくたくさん見ています。それは場所が違うだけです。スーパーの野菜の山の中にサツマイモの袋づめがだいたいあるはずです。これが種イモ?こんなところで?

    何食わぬ顔で買い物を済ませます。しかし、高いものです。

  3. 種イモを発芽させるための容器と培土を用意する。


  4. だいたい、お芋のお家というか、おイモの寝床といったかんじでしょう。暖かくして寝ていられるような布団のような、成長する必要はないので、最低限の土と容量だけあればいいのです。そして、とにかく、暖かく。そして、腐らないような環境が大事です。どういうことがいいという決まりはなく、見た感じで判断するしかありません。

  5. サツマイモと土を、とにかく、温暖、暖かく、いや、高温にして、長期間の日数キープする。


  6. これに付きます。2月、3月、4月でも雪が降る時代です。普通の地域で、平野部でこれを作ろうとしたら、サツマイモの芽出しなんて、とてもできやしない、発芽条件を満たすことがまず難しいわけです。当然、水分が必要で、さらには高温が必要です。さらには、夜間に冷えてしまってキンキンに凍りそうな温度になることも、たとえ、4月の終わりでも普通にあり得ます。

    それが、長期間必要という、とんでもない不効率野菜なわけです。 一般地域では、非常に個々のところが難しく大変で、だから、苗が割高で売られていても買ってしまうから、高く売られているのが園芸コーナーなのかもしれません。

  7. 発芽したサツマイモを茎やイモから切り離して苗を作る。


  8. 普通は、伸びてきた観葉植物のようなポトスの葉のような茎を先端からカットして、1つの苗とします。 当然、1本の芽からは1つの苗となるので、1つのイモからいかに多くの芽を発芽させられるかが勝負です。1本しか伸びてこない場合は、1個の薩摩イモの値段が、そのまま原価に跳ね返ってきます。食べることも出来ませんし、非常に残念です。

    また、長期間に渡り発芽し続けて、何回か芽をカットして、サツマイモの苗として作り出して販売することができればそれだけ元がとれるということになるのでしょう。 薩摩イモの植え付けの最終期限ギリギリまでにどれだけ多くの新芽を芽出しできて発生させられるかが勝負です。もともと、売れないほどのイモを種イモにしているはずですので、原価は0といえば0ですが。